WEBでちょい旅 一厘録 ICHIRINROKU

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雑木囃子(神奈川県)2014.07.15 / zakka

箱根と木工細工との関わりは古く中世にさかのぼる。江戸時代後期になり、従来の技法を応用して小田原箱根土産の定番「寄木細工」が生まれた。以来脈々と受け継がれてきた伝統工芸の世界に、若い作家たちが新しい風を吹き込もうとしている。

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紀州野上谷産棕櫚束子(和歌山県)2014.03.13 / zakka

ちゃんとした道具を持つと、背筋もぴんと伸びるような気がする。間に合わせでなく長く使える道具を選ぶことで、普段何気なく行っている所作に改めてきちんと向き合えるからかもしれない。それに、楽しい。少しずつでも、そんな“いいもの”を身の回りに増やしていきたいと思う。最近買った“紀州のたわし”もその一つだ。

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あいくー(福島県)2014.02.25 / zakka

こんにちは、ぼくは「あいくー」。会津木綿でできたテディベアです。とぼけた顔がかわいいって、よくいわれます。えへへ。首のスカーフがオシャレでしょ? ぼくをつくってくれたのは、福島県大熊町出身の庄子ヤウ子さんたち。3年前の地震と原子力発電所の事故で会津若松市に避難してきて、そこでぼくが生まれたんだ。

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「ばっぱ」食器(宮城県×新潟県×石川県)2013.10.16 / zakka

NHKの朝ドラ「あまちゃん」で宮本信子さん演じる天野 夏はみんなから「夏ばっぱ」と呼ばれていた。「ばっぱ」は「おばあさん」を表す方言だ。ドラマの舞台は岩手県だが、「ばっぱ」は東北地方のほかの地域でも使われている。東日本大震災の津波による犠牲者が最も多かった宮城県の石巻にも、「負げねど(負けないぞ)」と立ち上がった「ばっぱ」たちがいた。

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雄勝硯石プレート「絆」(宮城県×新潟県)2013.09.05 / zakka

硯の生産量日本一を誇る宮城県石巻市雄勝地区。原料は地元で採れる「雄勝石」と呼ばれる良質な天然スレート(粘板岩)だ。2012年10月に創建当時の姿で“復原”した東京駅丸の内駅舎の屋根瓦に使われているのも、東日本大震災の津波被害を生き抜いた雄勝のスレートである。

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またたび米とぎ笊(福島県)2013.05.28 / zakka

土鍋でごはんを炊くようになって10年。鍋は3代目、おひつは2代目になりました。野崎洋光さんの料理本『おいしいごはんが食べたくなったら。』がきっかけでしたが、炊飯器を捨てて気づいたことは、日本人はずっと昔から、お米をおいしく食べるための知恵や工夫を編み出してきたんだなということ。以来、研ぎ方や保存にも気を遣いたいと思うようになりました。道具もそう。この米研ぎ笊は、雪深い奥会津の職人が編み上げたもの。気張らない姿が、我が家の台所を和ませています。

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大槌復興刺し子プロジェクト(岩手県)2013.05.17 / zakka

天正年間から南部藩(盛岡藩)の港町として栄えた“水産のまち”岩手県大槌町は、三陸のほかの市町村同様、東日本大震災とその後の大津波や火災によって壊滅的な被害を受けた。家や仕事、大切な人を失った大槌の女性たちが、再び歩き出すために始めたのは、日本の伝統工芸「刺し子」づくりだった。

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